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【足が流れる走り方を改善!】速く走るためのフォーム矯正&トレーニング法/大阪/京都

「全力で走っているのに、スピードが伸びない…」

「動画を撮ってみたら、足が後ろに流れていた…」


そんな悩みを抱えている人は少なくありません。実は、「足が流れる走り方」こそが、スプリントのスピードを落とす大きな原因の一つなのです。


本記事では、足が流れる走り方の原因と、それを改善するためのトレーニング・意識すべきポイントを多角的に解説します。


1. 足が流れるとは? 走りの効率を下げるフォームの特徴


「足が流れる」とは、地面を蹴った後の脚が無駄に後方に残り、前へ素早く切り返せていない状態を指します。


◇ 足が流れているとどうなる?


• 次の一歩が遅れる → ピッチ(足の回転数)が落ちる

• 推進力が逃げる → 効率よく前に進めない

• ハムストリングスへの負担が増える → 肉離れのリスクが高まる


特に短距離走では、前方への推進力をいかにスムーズに生み出せるかが重要。足が流れるフォームを改善することで、劇的にスピードが向上する可能性があります。


2. 足が流れる原因を多角的に分析


【1】 ハムストリングス優位の動きになっている


足が後ろに流れる最大の原因は、ハムストリングス(太ももの裏側)の過剰な使いすぎです。

ハムストリングスは地面を蹴る動作に関与しますが、蹴りすぎると足が後方に流れてしまいます。


◇ 改善策:ももを引きつける意識


• 地面を蹴りすぎない(蹴った後すぐに脚を戻す)

• 太もも(大腿四頭筋・腸腰筋)を意識して引き上げる


意識するポイント: 「蹴る」よりも「引き戻す」動作を素早くすること!


【2】 地面反力をうまく使えていない


正しい走り方では、地面を押した際に反発力をもらい、それを前進するエネルギーに変えます。

しかし、足が流れる走り方では、地面を蹴った後に反発をもらうのではなく、単に力を逃がしてしまうのです。


◇ 改善策:足の接地位置を調整


• 理想的な接地位置は、重心の直下

• 後ろに流れないように、「押す」感覚ではなく「乗る」感覚を意識する


意識するポイント: 「前に進む」よりも「地面を押してその反発を利用する」ことを優先!


【3】 腸腰筋(股関節周り)の筋力不足


足を素早く引きつける動作には、腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)が大きく関わっています。

この筋肉が弱いと、後ろに流れた足を素早く引き戻すことができません。


◇ 改善策:腸腰筋を鍛えるトレーニング


• ニーアップドリル(片足立ちで膝を胸に引きつける)

• レッグレイズ(仰向けで足を引き上げる)

• バウンディング(大きく跳ねるような走り)


意識するポイント: 太ももを「高く」ではなく「素早く」引き上げる!


【4】 上半身の姿勢が悪い


姿勢が崩れると、足の軌道も乱れます。特に猫背や過度な前傾姿勢は、足が流れる原因になります。


◇ 改善策:姿勢を整える


• 胸を張る(肩甲骨を軽く寄せる)

• 骨盤を適度に前傾させる

• 体幹を安定させるトレーニングを行う


意識するポイント: 「背筋を伸ばす」よりも「体幹を固める」イメージ!


3. 足が流れるフォームを矯正する具体的なドリル


【A】 ハイニー(もも上げ)ドリル


目的:太ももを素早く引き上げる感覚を身につける

方法:

1. つま先を上げた状態で、リズミカルにももを引き上げる

2. できるだけ接地時間を短くし、素早く足を入れ替える


【B】 バックキック抑制ドリル


目的:後ろに蹴りすぎる癖を改善

方法:

1. かかとを過剰に後方へ流さず、地面スレスレで回収

2. 足の回転を「素早く」意識しながら行う


【C】 ミニハードルドリル


目的:スムーズな足の回転を習得

方法:

1. ミニハードルを等間隔に並べ、リズムよく走る

2. 後方に流さず、できるだけコンパクトに脚を畳む


4. まとめ:「蹴る」よりも「素早く引き戻す」ことを意識しよう!


足が流れる走りを改善するためには、以下のポイントを意識することが重要です。


✅ 蹴りすぎず、素早く足を回収する

✅ 地面反力を利用し、無駄なエネルギーを減らす

✅ 腸腰筋を鍛え、足の回転をスムーズにする

✅ 正しい姿勢をキープし、バランスを整える


足が流れる走りを直せば、スピードは確実に向上します!

ぜひ、紹介したドリルや意識ポイントを取り入れて、速く走るためのフォームを手に入れましょう。




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