走力アップのためのトレーニングと注意点を徹底解説!大阪と京都のMORIトレ
- 森 雅昭(スポーツ家庭教師/かけっこ走り方教室/体操教室枚方市)
- 2月26日
- 読了時間: 4分
「もっと速く走りたい!」
短距離走やサッカー、バスケットボールなどのスポーツをしている人なら、誰しも一度はそう思ったことがあるでしょう。走力を高めるためには、単にたくさん走るだけではなく、正しいトレーニングと適切なケアが必要です。
本記事では、走るスピードを向上させるためのトレーニング方法や注意点を、科学的な視点も交えて詳しく解説します。
1. 速く走るために必要な3つの要素
走るスピードは、以下の3つの要素によって決まります。
① ストライド(歩幅)を広げる
ストライドとは、一歩で進む距離のこと。ストライドが広がると、少ない歩数でより速く走ることができます。
② ピッチ(足の回転速度)を上げる
ピッチとは、1秒間に何歩踏み出せるかを示す数値。ピッチが速くなれば、それだけ短い時間で前に進めます。
③ 地面を蹴る力(地面反力)を強化する
強く地面を蹴ることで、推進力が生まれ、スピードが向上します。
これら3つの要素をバランスよく強化することが、走力アップの鍵です。
2. 走力アップのためのトレーニング方法
2-1. ストライドを広げるためのトレーニング
ストライドを広げるためには、股関節の可動域を広げ、脚を強く前に振り出せるようにすることが重要です。
① 腸腰筋トレーニング(ヒップフレクサーエクササイズ)
腸腰筋(ちょうようきん)は、脚を前に出す動きに関わる重要な筋肉です。
やり方
1. 片膝を立てた状態で床に座る
2. もう片方の足をゆっくり持ち上げる
3. 10回×3セット
② バウンディング(大股走り)
ストライドを意識して走る感覚を身につけます。
やり方
1. 大股で前へ進むように走る
2. 腕を大きく振り、膝をしっかり上げる
3. 20m×5本
2-2. ピッチ(足の回転速度)を上げるトレーニング
ピッチを向上させるためには、素早い足の切り替えと神経系のトレーニングが重要です。
① ハイニー(もも上げ)
瞬発力とピッチの向上に効果的です。
やり方
1. 背筋を伸ばし、素早くももを上げる
2. リズミカルにテンポよく動く
3. 20秒×3セット
② ラダートレーニング
足の素早い動きを身につけるためのトレーニングです。
やり方
1. ラダー(はしご状の器具)を使って細かいステップを踏む
2. 前後・左右に素早く足を動かす
3. 3種類のステップ×5本
2-3. 地面を蹴る力を強化するトレーニング
強く地面を押せるようになれば、加速力が向上し、スピードアップにつながります。
① スクワットジャンプ
下半身の爆発的な力を鍛えます。
やり方
1. 足を肩幅に開き、深くしゃがむ
2. 一気にジャンプし、高く跳ぶ
3. 10回×3セット
② ヒールレイズ(カーフレイズ)
ふくらはぎの筋力を高め、蹴り出しの力を強化します。
やり方
1. つま先立ちになり、ゆっくりかかとを上げる
2. ゆっくり下ろす
3. 30回×3セット
3. 走力アップのための注意点
3-1. 無理なトレーニングは逆効果
毎日ハードなトレーニングを行うと、疲労が蓄積し、パフォーマンスが低下します。適切な休養を取りながら、計画的に練習しましょう。
3-2. ウォーミングアップとクールダウンを徹底する
筋肉をしっかり温めることで、怪我のリスクを減らし、トレーニング効果を高められます。
• ウォーミングアップ:軽いジョギング+動的ストレッチ(10分)
• クールダウン:ストレッチ+アイシング
3-3. 食事と睡眠を見直す
トレーニングの効果を最大化するためには、栄養バランスの良い食事と十分な睡眠が欠かせません。
• たんぱく質を多く摂る(肉・魚・卵・大豆製品)
• エネルギー源となる炭水化物を補給(ご飯・パスタ・パン)
• 1日7時間以上の睡眠を確保する
4. まとめ|今日からできる走力アップのポイント
✔ 走力アップのための3つの柱
✅ ストライドを広げる(腸腰筋強化・大股走り)
✅ ピッチを上げる(ハイニー・ラダー)
✅ 地面反力を高める(スクワットジャンプ・カーフレイズ)
✔ 怪我を防ぎながら効率的に鍛えるポイント
✅ 適度な休養を取る(週1~2日は軽めの運動)
✅ ウォーミングアップとクールダウンを怠らない
✅ 食事と睡眠をしっかり管理する
「速く走れるようになりたい!」と思ったら、まずは今日からできることを少しずつ実践してみましょう。正しい方法でトレーニングを続ければ、必ず走力は向上します!
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