「足を速くしたいけど、毎日長時間の練習は難しい…」そんな人におすすめなのが、1日5分でできる短時間トレーニングです。今回は、スプリントの基本原理に基づいた、最も効果的な5分間メニューを紹介します。
1. 速く走るために必要な要素
足を速くするためには、以下の3つの要素が重要です。
① 地面を強く押す力(地面反力)
速く走るためには、地面をしっかりと押して前に進む力が必要です。地面を押す力が弱いと、スピードが出ません。
② ストライド(歩幅)を広げる
ストライドが広がることで、一歩で進める距離が増えます。ただし、無理に広げるとバランスが崩れるため、適切なフォームで伸ばすことが大切です。
③ ピッチ(回転数)を上げる
ストライドを広げるだけでなく、足を速く回転させることも重要です。適切な筋力と動作のスピードを鍛えることで、ピッチを上げられます。
2. 1日5分でできる足を速くするトレーニング
以下のメニューを毎日5分間行うことで、短期間で走力を向上させることができます。
① ドリル(1分)
「もも上げウォーク」
• 直線上を意識しながら、ももを高く上げて歩く。
• 10m×3本。
「スキップ」
• 軽快にスキップしながら、膝をしっかり上げる。
• 10m×3本。
➡️ これにより、股関節周りの動きがスムーズになり、ストライドが広がりやすくなります。
② 筋力トレーニング(2分)
「スクワットジャンプ」(30秒×2セット)
• 両足を肩幅に開き、スクワットの姿勢からジャンプ。
• 高く跳ぶことを意識する。
「カーフレイズ」(30秒×2セット)
• つま先立ちを繰り返し、ふくらはぎを鍛える。
• 片足ずつ行うとさらに効果的。
➡️ これにより、地面を強く押す力がアップし、スピード向上につながります。
③ スプリントトレーニング(2分)
「もも上げダッシュ」(10秒×3本)
• ももを高く上げながら、その場で素早く足を回転させる。
「30mダッシュ」(30m×3本)
• スタートからトップスピードまで一気に加速することを意識する。
➡️ 実際に速く走る動作を取り入れることで、走力が向上します。
3. たった5分でも継続すれば劇的に変わる!
「1日5分で本当に速くなるの?」と思うかもしれませんが、正しいトレーニングを継続すれば、確実に速くなります。
実際、陸上選手も短時間で効率的なドリルを取り入れています。大切なのは、毎日継続すること。
4. より効果を高めるポイント
① 姿勢を意識する
猫背や前傾しすぎるとスピードが出にくくなります。頭からかかとまで一直線を意識しましょう。
② 腕をしっかり振る
腕振りが弱いと足の動きも遅くなります。肘を90度に曲げ、素早く振ることを心がけましょう。
③ 足の接地時間を短くする
地面を蹴るのではなく、「押す」イメージで走ると、スムーズに加速できます。
5. まとめ
1日5分のトレーニングを続けるだけで、走るスピードは大きく変わります。
✔️ 1分:ドリル(もも上げウォーク・スキップ)
✔️ 2分:筋力トレーニング(スクワットジャンプ・カーフレイズ)
✔️ 2分:スプリントトレーニング(もも上げダッシュ・30mダッシュ)
これを毎日続ければ、確実に足が速くなります!最初はきつく感じるかもしれませんが、まずは1週間続けてみましょう。自分の成長を実感できるはずです!
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